独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社、シュコダ自動車は16日、ムラダー・ボレスラフ本社工場のエンジン生産工程でプラズマコーティング技術を新導入したと発表した。現在シリンダーブロックに採用している鋳鉄製のシリンダーライナーの代わりに、プラズマ処理により150ミクロン(0.15㎜)と超極薄のパウダーコーティングを施す。これによりシリンダー内部の摩擦を減らしてエンジン効率を向上させ、燃費性能を高めて排出削減に貢献する。
プラズマコーティングにはアルミニウム、鋼鉄、カーボン、マンガン、シリコンなどの混合パウダーを使用する。同工程導入に関わる投資額は2,880万ユーロで、特殊装置2基を備えた組み立てラインを設置した。ムラダー・ボレスラフ工場におけるエンジン生産工程の刷新プロジェクトへの総投資額は6,910万ユーロに上る。
プラズマコーティングは最新の1リットル3気筒エンジン「EA211 TSI EVO」に採用される。新エンジンは人気モデル「オクタビア」をはじめ、「ファビア」、「スカラ」、「カミク」、「カロック」の各モデルに搭載される。また、エンジンを主駆動力とするマイルドハイブリッド車(MHV)の「オクタビアe-TEC」にも採用される。