米デクスコム、ビリニュスでサービスセンター開設へ

持続血糖測定器(CGM)大手の米デクスコムが2021年、リトアニアの首都ビリニュスにグローバル・ビジネス・サービス・センター(GBSセンター)を開設する。欧州・中東・アフリカ(EMEA)事業におけるバックオフィス業務の効率化と、顧客サポートの強化が目的。投資誘致機関インベスト・リトアニアによると、新拠点はデクスコムのEMEA事業の財務・会計業務の支援、および同社製品に関連する顧客・技術サポートを提供する。

ブラックフォード最高経営責任者(CEO)はビリニュスを開設地に選んだ理由として、能力が高く、多言語に長ける人材が豊富なことを挙げた。

デクスコムは1999年の創業。サンディエゴに本拠を置き、糖尿病患者向けにCGMを提供する。昨年の従業員数は3,900人で、売上高で前年比43%増の14億7,600万米ドルを計上した。最終損益は前年の1億2,700万ドルの赤字から1億100万ドルの黒字に転換した。

CGMは腹部などに専用のセンサーを装着して、細胞の間質液中の糖濃度を連続して測定する。間質液と血液の糖濃度は連動するため、これにより血糖値の一日の変動を測ることができる。

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