ライドシェアサービスを運用するためのプラットフォームを提供する。電動車や電動スクーター、キックボードなどを複数台所有するフリート事業者がライドシェアビジネスに容易に参入し、事業を展開できるようにするためのソリューションを開発している。システムの構築に多額の出費をしなくても、同社のプラットフォームを利用することで世界のどこでも20日以内に独自のライドシェアサービスを開始することができる。同社はこのソリューションを、独自開発したサービスを他社が自社のブランドとして利用できる「ホワイトラベルソリューション」として提供している。
同社のシステムは、ライドシェアサービス事業者が顧客に提供する専用のモバイルアプリ（iOS、アンドロイドに対応）と、フリート管理用のダッシュボードで構成される。シェアサービスへの参入を希望する事業者は、車両タイプを選択して運用モデルを決定した後、ニーズに合わせた機能を組み合わせるという簡単なステップで新規ビジネスを立ち上げることができる。ダッシュボードからは車両の正確な位置や乗車記録の確認のほか、速度やスタートスイッチの遠隔操作、盗難やいたずら防止の車輪ロックなどが行える。
同社のサービスは2019年4月に運用を開始し、現在は欧州と中東で主に利用されている。エストニアで今年開催されたスタートアップのカンファレンス「ラティテュード59」におけるコンテストで優勝し、20万ユーロの賞金（投資資金）を獲得した。
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