トルコとオランダが経済関係強化、貿易高150億ドル目指す

トルコとオランダが9月末、ビデオ会議形式で共同経済貿易委員会(JETCO)を開催し、両国の経済関係強化で合意した。トルコのペクジャン貿易相とオランダのカーグ貿易・開発提携相が協力合意に関する覚書に調印した。両国の貿易高は昨年90億ドルに達したが、提携強化により150億ドルへの拡大を目指す。

ペクジャン貿易相は、重要であり具体的に取り組む提携分野として、両国の相互投資の奨励に言及した。オランダは対トルコ外国直接投資(FDI)が累積257億ドルで、同国FDI全体の15.9%を占める最大投資国だ。一方、トルコにとってもオランダはFDIが140億ドルの最大投資先だ。港湾建設・運営、受託事業、海運、先端農業技術、有機農産物、環境・水管理、化学、エネルギー、再生可能エネルギー、物流、医療サービスでの協力活性化に期待する。

今回の会議では両国の基本的関係、相互投資、受託事業、貿易、鉱工業分野での提携、テクノロジー、民間提携、輸送、環境、女性の起業など多岐にわたり意見交換が行われた。合意覚書にはすべての項目が盛り込まれた。

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