トルコの複合企業オヤック・グループは5日、傘下の化学2社を合併したと発表した。新会社の名称はアクデニズ・ケムソンで、塩化ビニル(PVC)安定剤メーカーとして世界トップの座につく。
オヤックはイズミールを本拠とするアクデニズ・キムヤと、2013年に買収したオーストリアのケムソンを合併した。両社を合わせた売上高は5,000億米ドルに上るという。
オヤックのエルデム最高経営責任者(CEO)は、アクデニズ・ケムソンを基盤に、PVC安定剤にとどまらず、農業・建設・包装業界向け特殊化学品といった他の化学製品に事業を拡大していく方針を明らかにした。売上高を7,500億ドルに引き上げることを目指す。