トルコの電動国民車プロジェクトを推進するTOGGは20日、バッテリーの共同開発・生産で中国の※能科技(ファラシス)と基本合意書を交わしたと発表した。戦略提携を通じ、調達先を確保するだけでなく、バッテリーの国産化、技術ノウハウの獲得も狙う。
両社は来年初めに合弁会社を設立し、電池モジュール・パックの開発・生産に共同で取り組む。セルはファラシス製のものを採用する。
TOGGは財閥系複合企業であるアナドル、キョク、ゾルルの各グループと、トルコ・カタール系のバス・商用車大手BMC、移動通信最大手トゥルクセルの5社にトルコ商工会議所連合会(TOBB)が参加し、2018年に設立された。北西部ゲムリクで工場を建設中で、来年第4四半期の量産開始を予定する。プロジェクト全体の投資額は220億リラ(28億米ドル)に上る。(※は浮のつくり)(1TRY=13.38JPY)