情報通信分野の総合サービスを提供するスイスのアルソが、ルーマニア拠点に物流ハブを新設する。東欧事業の急速拡大を目指す戦略に沿うものだ。
アルソによると、ルーマニアの情報通信機器・システム(ITC)市場は2019年に150億ユーロに達し、東欧でも大きな規模を誇る。アルソは物流拠点の設置などを通して事業強化を進め、同国ITC市場でトップを狙う。
アルソは東欧13カ国を含む世界23カ国で、機器・設備の販売、ソリューションの提供、ネットサービスの運営を手がける。昨年は売上高で107億ユーロ、営業利益(EBITDA)で1億9,700万ユーロ、純利益で1億ユーロを計上した。独投資会社ドレーゲが過半数株式を保有する。