自動運転レベル4のエストニア製マイクロバス、ギリシャで試験運行

エストニア発のスマートバス「イゼアウト(Iseauto)」がギリシャ中部のラミアで試験運行している。エストニアの合弁会社モバイル・シヴィテイテム(Mobile Civitatem)が進めるパイロットプロジェクトの一環だ。ギリシャの公道でレベル4(緊急時でも人の操作を必要としない)の自動運転車が走るのはこれが初めて。

イゼアウトはタリン工科大学(TalTech)とアウヴェ・テック、モダンモビリティ、フリートコンプリートから成る合弁会社モバイル・シヴィテイテムが開発した。定員8人で最高時速は25キロメートル。フル充電で8時間運行できるという。

モバイル・シヴィテイテムの自動運転マイクロバス開発は、欧州連合(EU)の資金助成を受けて進められている「ファブロス(Fabulos)」プロジェクトを構成する。同プロジェクトは市内交通に活用できる小型の自動運転バスの開発・実用化を目的としている。

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