アラブ首長国連邦(UAE)のエンジニアリング企業メチト(Metito)はこのほど、セルビア北部のズレニャニンにおける汚水処理プロジェクトの開発及び管理・運営を行うことで合意したと発表した。契約額は3,200万ユーロ。設置される施設の処理能力は1日当たり2万5,000立方メートルで、工期は18カ月を見込む。運用期間は25年。
同社は事業母体となる「EmSerbウォーター」(ESW)を設立して同プロジェクトを実施する。ESWはBOO(建設・運営・所有)による汚水処理プロジェクトの他、上下水道の敷設事業も実施する。
UAEのアブダビに本拠を置くメチトは1958年以来、中東を中心に世界各地で上下水道関連施設の設計や建設、運用を行ってきた。同社には三菱重工や三菱商事も出資している。