経営幹部向けにガバナンス管理のソリューションを提供する米ディリジェントはこのほど、ハンガリーのブダペストにイノベーションハブを設置すると発表した。同拠点ではソフトウエア開発をはじめ、製品と品質管理、セキュリティ・インフラ関連業務、生産オペレーションなどを行う。設置に際しては同国の投資促進庁(HIPA)による助成を受ける。
ディリジェントは企業の取締役会や委員会に向けて、安全な文書共有やメールの送受信、コンプライアンスの包括的な管理などを可能にするソフトウエア・ソリューションを提供している。同社にはインサイト・パートナーズ、クリアレイク・キャピタルグループ、ブラックストーングループが投資しており、製品は世界的な大手企業を中心に約70万人の企業幹部に利用されている。
ブダペストを選定した理由について同社は、豊富な人材や多国籍企業の活動実績、医療や教育システムなどを含む生活水準が高いことなどを挙げた。