ノルウェー企業、エストニアの言語学習アプリ会社を買収

ノルウェーの教育アプリ大手カフート(Kahoot)は11月25日、言語学習アプリで急成長するエストニアのスタートアップ企業ドロップスを買収したと発表した。買収額は3,100万ドル。2020~22年の業績に応じて最大1,900万ドルを上乗せするため、総額は5,000万ドルまで膨らむ可能性がある。

ドロップスは2015年、2人のハンガリー人起業家がエストニアで設立した企業。ゲーム形式の言語学習アプリはサービス開始1年目にダウンロード件数が90万件に達し、グーグルプレイの18年ベストアプリに選ばれるなど人気が急上昇している。今年すでに750万件のダウンロードがあり、ユーザー数は現在2,500万人に拡大している。昨年の売上高は約630万ユーロ。米国、英国、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、ロシアなど11の海外拠点を合わせた従業員数は21人。

カフートは2012年、ノルウェー科学技術大学のスピンオフ企業として設立された。クイズゲーム形式のオンライン学習プラットフォームを提供する。コンテンツは一般学習にとどまらず、ビジネス、スポーツ、文化、娯楽など多様な分野に及ぶ。ユーザー数は世界200ヵ国で10億人超に上る。

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