ハンガリーとシンガポール、フィンテック分野の提携強化

ハンガリーとシンガポールがフィンテック分野のイノベーションを進めるため提携を強化する。このほどブダペストで開かれた両国合同主催の「世界フィンテック会議」で、ハンガリー中央銀行とシンガポール金融当局(MAS)が提携フレームワークに関する合意に調印した。両国の金融業界をスマートかつ、効率的、統合的にするうえでフィンテックの最適な活用を探る。ハンガリー中銀のションバティ最高デジタル責任者(CDO)は、両国のフィンテック・エコシステム構築に向けた成果が早々に見られると期待している。

提携合意によると、両国のフィンテック企業の相手国への事業進出を支援するための参照メカニズムを整備する。ハンガリー中銀とMASはまた、新興国のフィンテック市場動向や金融サービス刷新に関わる規制問題について意見交換するとともに、金融分野のイノベーションプロジェクトに共同で取り組む考えだ。提携合意の大枠は、新型コロナ危機の影響で大幅に変更された。

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