バルト3国、「スタートアップに有利な国ランキング」のトップ3を独占

ベンチャー投資会社のインデックス・ベンチャーズがこのほど発表した「スタートアップに有利な国ランキング」で、バルト3国が上位3位を独占した。ストックオプションをめぐる法規制の改定で従業員を集めやすくなったとして、ラトビア、リトアニアの順位が上がった。インデックス・ベンチャーズは、他の欧州諸国、あるいは欧州連合(EU)全体として、この動きに続くことを期待している。

新ランキングでは1位がラトビア、2位がエストニア、3位がリトアニアとなった。米国、英国、イスラエル、フランス、ドイツなど他の22カ国をしのいだ。

ラトビアとリトアニアでは、◇ストックオプション関連の課税は株式売却時の1回のみとし、行使価格(購入価格)と売却価格の差額にキャピタルゲイン税(20%)を課す◇キャピタルオプションを行使して株を取得した従業員に議決権を与えることを義務付けない――が法制化された。また、ラトビアではさらに、ストックオプションが行使できない期間を従来の3年から1年へ短縮した。

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