ロスアトム、積層技術センターを開設

ロシア原子力公社(ロスアトム)が先月、モスクワでグループ初の積層技術センター(ATC)を開設した。この種の拠点はすでにロシアにも存在するが、国産設備のみを採用したのはロスアトムのATCが初めて。デバッグ(不具合の発見・修正作業)を経て受注を開始し、年内に開発から設計・製造までを一貫して手がける体制に移行する。

ATCは、ロスアトムおよび燃料子会社TVELの合弁会社ルスATが運営する。ロスアトムが独自開発した金属積層造形機(金属3Dプリンター)を備える。これらの3Dプリンターは国内で開発されたソフトで稼働し、国際標準を満たす性能を有するという。

第2段階では、金属・フォトポリマー(光硬化樹脂)を用いる選択的レーザー焼結(SLS)装置、光造形(SLA)装置を導入。試験・補助装置も強化する。

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