独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は14日、ムラダー・ボレスラフ本社工場の試作車・プロトタイプを製作する技術センターを開所した。オフィスから会議室、部品倉庫、車体製造・組み立て・塗装設備まで、必要な機能を一つの建物に集約し、業務を効率化する狙い。試作車を年間300台、プロトタイプを120台製作する計画だ。
新技術センターでは、試作車・プロトタイプの電気・電子部品や運転支援システム、車載コンピューター間通信の機能を検証することが主な目的となる。ロボットや仮想現実(VR)技術の導入で効率化を図っており、車体製造工程の自動化率は従来の15%から45%に上昇する。
なお、同センターは完全電気自動車(EV)「エンヤックiV」の試作車作りに部分的に携わったという。