ウクライナのVC、デジタル分野の自国スタートアップに投資

ウクライナの投資会社クオーターパートナーズのベンチャーキャピタル(VC)子会社、QPデジタルが自国のデジタル関連スタートアップ企業の支援に意欲を見せている。有望な起業プロジェクトへの投資を通してウクライナ経済の発展に寄与するため、最大1億ドルを投資する方針だ。

投資先は国内スタートアップだけでなく、国外企業でも共同設立者にウクライナ人がいる場合は対象となる。重点分野は人工知能(AI)、ブロックチェーン、ゲーム開発、ITロジスティクス、デジタルヘルスケアで、設立準備段階のプレシード期からシリーズAまでの初期投資ラウンドに参加する。

QPデジタルは昨年の設立からこれまでに6社に投資した。投資先には事業開発、戦略策定、革新的なインフラの構築に関わるノウハウも提供する。投資先支援のため、欧州と米国のベンチャーファンドや、スタートアップ投資プラットフォーム「スタートアップ・ネットワーク」など関係組織とも協力関係を築いている。

上部へスクロール