配達用電動スクーター開発 エストニア

配達用の電動四輪スクーター「VOK」を開発している。都市部での配送業務を行う宅配・郵便事業者をターゲットに、車より経済的で、自転車より安全な「車と自転車をつなぐ乗り物」として展開している。このほど、エストニアのベンチャーキャピタル(VC)のユナイテッド・エンジェルなど複数の現地投資家から、シード資金として80万ユーロを調達した。同資金は新たに100台の製造と、来年を目途とする欧州の主要都市への進出に振り向ける。

「VOK」は最高速度25km/h、最大航続距離は100キロメートル。都市部での「ラストワンマイル」の配達に特化した設計で、屋根付きの運転席とT字型のハンドル、座席後部の縦型の荷室などを特徴とする。モジュラー方式によりカスタマイズや機能の追加、各部の再利用が容易に行える。

同社は2019年、電動レーシングカーの開発者たちによって設立された。主な顧客に、リトアニアの宅配便サービス「Ziticity」、エストニアのeスクーターフリート運営企業「Tuul by Comodule」と郵便サービス「Eesti Post」、昨年から日本に進出しているフィンランドのフードデリバリー「ウォルト(Wolt)」などを持つ。

Vok Bikes

Optigon OÜ, Tallinn, Estonia

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