エルドアン大統領、トルコ初の自動運転EVバスに試乗

トルコのエルドアン大統領は1日、大統領官邸で、トルコ初の国産無人電動バス「アタク・エレクトリック」に試乗した。バス・軍用車両メーカーのカルサン(Karsan)が先ごろ大量生産を開始した中型バスで、特定エリア内で完全自動運転が可能な「レベル4」を達成している。大統領は乗り心地の良さなどを指摘したうえで、「無人バスが、トルコ及びトルコ・ブランドの知名度を高めることに貢献する」と期待感を示した。

カルサンによると、「アタク・エレクトリック」はBMWの220kWリチウムイオン電池を搭載し、航続距離300キロメートルを実現した。充電時間は交流(AC)急速充電器(44kW)で5時間、直流(DC)コンボ式充電器で3時間。車長は8.3メートル、最大定員は52人で、一般の中型バスに比べて小回りが利くのが強みだ。自動運転技術では、国内企業のアダステックと提携した。

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