露トラック大手カマズ、スタートアップとの提携模索

ロシアのトラック大手カマズ(Kamaz)とベンチャーキャピタル(VC)のPulsar VCはこのほど、両社が協力してモビリティーとITに関連するスタートアップ企業を発掘し、連携していく計画を明らかにした。両社はスタートアップへの投資を促し新市場を開拓していくほか、他企業と協力してスピンオフ企業も創出していく予定。

両社によると、発掘するスタートアップの分野はナビゲーション、ラストワンマイル(最終区間)配送、応急修理、ドローン、シェアリングサービス、中古トラックのオンライン販売など。対象地域は旧ソ連のほか、欧州、米国、日本を含むほぼ全世界としている。

カマズとPulsar VCは共に同国のタタルスタン共和国に本拠を置く。アーリーステージやシード段階のスタートアップに投資するPulsar VCは、同共和国政府が設立したタタルスタン共和国投資ベンチャーファンド(IVF RT)と共同で投資促進プログラムなどを実施している。

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