セルビア政府はこのほど、首都ベオグラードの地下鉄建設事業に関し、フランス及び中国企業と基本合意書を交わしたことを明らかにした。中国側は中国電力建設集団(パワーチャイナ)、フランスからは鉄道車両大手アルストムと建設・エンジニアリング大手エジスが参加する。建設開始は今年7月以降となる予定。
同事業では2本の新線が建設される。敷設距離はそれぞれ22キロメートルと19.8キロメートルで、既存の鉄道路線4線と接続される予定。新線の1つはサバ川沿いを通り、同市の南西部とドナウ川に近い北東部を結ぶ。もう1つの路線は同市の北西地域と南東地域を結ぶ予定。新線1つあたりの建設額は4億8,400万ユーロに上る見込みだ。