トルコ人が設立した米国の新興企業パビンノ(Pubinno)が、トルコのベンチャーキャピタルファンド、トゥーゼロから100万米ドルを調達した。独自開発の「スマート・ビールサーバー」の販売を英国にも広げる狙い。
パビンノは2015年にトルコ人のチャン・アルグル最高経営責任者(CEO)とネジデット・アルプメン最高技術責任者(CTO)が創業した。人工知能(AI)を活用したビールサーバーを販売している。同社製品は、◇適量を注ぐことで樽当たり最大20%節約◇さまざまな泡立ちが設定可能◇販売管理(POS)システムに連動◇リモート管理・故障発見機能――などの特長があり、すでに米国、トルコ、スペイン、イスラエルなど世界5カ国の酒場で活躍しているという。資金調達額は今回を含めて総額350万ドルに上った。
トゥーゼロは、スポーツ、メディア、娯楽分野のスタートアップを対象に投資している。