墺RBI、チェコの消費者金融会社を買収

東欧金融大手のライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は6日、チェコの投資会社アナキャップ・ファイナンシャル・パートナーズから消費者金融会社エクア(Equa)バンクの全株式を取得する契約を結んだと発表した。特定市場における事業拡大を目指すグループ戦略に沿うもので、ネット金融事業の強化を狙う。当局の承認を経て、6月末から7月初めの手続き完了を見込む。取引金額は明らかにされていない。

エクアバンクの顧客は約48万人。2020年末時点の資産総額は28億ユーロだった。RBIは買収について、両社の事業が補完的関係にあり、戦略面でシナジー効果を生むと説明している。

RBIの資産総額は昨年末時点で157億ユーロ。エクアバンクの買収でRBIの狭義の中核自己資本比率(CET1比率)は0.3%低下する見通し。

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