スマートごみ収集ソリューション開発 ロシア

ITを活用したごみ収集ソリューションを開発している。ごみの量を検知するセンサーと情報を集積するクラウドプラットフォーム、分析・管理用ソフトウエアからなるシステムを通じて収集作業をスマート化し、コストと二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。このほどロシア国内の投資家から250万ルーブルの資金調達に成功した。現在、国外進出を計画中だ。

ゴミ収集車の巡回範囲内にあるごみ箱に超音波センサーを取り付け、容器内のごみの量を機器間通信(M2M)技術によりクラウドに集める。その情報を専用ソフトで分析し、最適な収集ルートを設定して収集車の端末に送信することで、無駄のない収集作業を可能にしている。同社によると、収集コストを最大で50%削減できる。 ごみの量を検知するセンサーは第2世代(2G)の通信システムGPRSをベースとする。無線通信技術に帯域幅の狭いNB-IoTを用い、通信規格のLoRaWANに準拠している。超音波センサーのほか、火災検知用の温度センサー、コンテナの転倒を知らせる傾斜センサーを備える。動作温度範囲は摂氏マイナス40℃~プラス75℃。5年間は交換の必要がないという。

同社は2016年の設立。自治体やごみ処理業者、大手企業などを顧客に持つ。(1RUB=1.43JPY)

Wasteout

9E Chkalov street, Off 530, Perm, Russia

Tel: +7 (342) 249 7202 support@wasteout.net  http://wasteout.net/

上部へスクロール