ロシアの電子商取引(EC)プラットフォーム最大手ワイルドベリーズは2月25日、フランス、イタリア、スペインでサービスを開始した。1月のドイツ進出を皮切りに、西欧市場を一気に拡大する。各国固有のウェブサイトとモバイルアプリを通して注文を受け付け、現地の提携先が物流業務を行う。
ワイルドベリーズは2004年にEC市場に参入した。現地調査会社データ・インサイトによると、競合が激しい国内市場でオゾン、アリエクスプレス、ヤンデックスなどを引き離し、市場シェア約13%の業界最大手に躍進している。昨年は新型コロナ禍による通販利用拡大のおかげで販売規模が60億ドルに達した。
国外ではすでにベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、ポーランド、スロバキア、ウクライナ、イスラエルでサービス提供している。