フォードがルーマニアでの操業一時停止、半導体不足で

米自動車大手フォードがルーマニア南部のクラヨバ工場の操業を2月26日から停止した。車載用半導体チップの在庫不足が理由。生産再開は3月10日になる見通しだ。

ルーマニアでは仏ルノー子会社のダチアも1日から中南部のミオベニ工場の操業を断続的に停止している。 半導体チップメーカーは昨年、コロナ禍で自動車業界の需要が冷え込んだことから、市場が堅調な消費者電子機器向けの生産に比重を移した。このため、自動車市場が秋ごろから回復し再び需要が活発化しているものの、生産が追いつかない状況だ。

上部へスクロール