カザフスタン、独立後で最大の油田発見

カザフスタン西部のマンギスタウ県当局は2月25日、旧ソ連からの独立後で最大級の油田を発見したと発表した。国内企業メリディアン・ペトロリアムの下で開発を進める。これまでの調査によると、他の国産原油に比べて硫黄分の含有量が小さい可能性が強いという。

マンギスタウ県は石油を年間1,800万トン、天然ガスを30億立方メートル生産し、カザフスタンの石油・コンデンセート生産の約25%を占める。ただ、新型コロナによる需要縮小を受けた石油輸出国機構プラス(OPEC+)の取り決めで国内の産油量が減っていることや、投資額が当初予定の6倍に膨れ上がったカシャガン油田の例があることで、新油田への投資家が順調に見つかるかどうかは不透明だ。

カザフスタンは経済が資源に大きく依存しており、国家予算の半分近くを石油・天然ガス産業からの税収に頼っている。

上部へスクロール