トヨタ自動車が22日から2週間の予定でチェコのコリーン工場の稼働を停止した。半導体部品の不足が原因だ。新型コロナ流行で半導体が不足していたところに、米テキサス州における異常寒波で現地の半導体工場が操業停止に追い込まれたことで調達が難しくなった。
コリーン工場はコンパクトカー「アイゴ」を欧州市場に出荷している。従業員数は2,500人。年内の「ヤリス」生産開始に向け、1億5,000万ユーロの投資を計画している。
トヨタは2002年、仏PSAと合弁でコリーン工場を開設。今年初めに完全子会社化した。コリーンはプラハの東方約60キロに位置する。