シード投資のエストニアVC、運用資金を拡大

シード投資に焦点を充てるエストニアの投資会社テラ・ベンチャーズはこのほど、国際的投資家をリミテッド・パートナーとして迎え、運用資金の規模を4,300万ユーロに拡大した。資金力の強化に加え、投資先の新興企業が国際市場や有力企業との接点を広げられるとみている。

今回、パートナーとなったのは、欧州投資基金(EIF)のほか、エストニアのエストファンド、LHV年金ファンド、伊藤忠商事、米国のマイルストーン・ベンチャー・パートナーズ・インターナショナル、ペロー・ジェイン、ポーランドのマスター・ボルン、ジョナス・E・ネイハート氏などだ。

テラ・ベンチャーズは10年以上にわたり、北欧・バルト地域の起業家に投資してきた。出資先企業には、モニース(Monese)、スコロ(Scoro)、レンディン(Rendin)、ブレインベースなどがある。また、これまでに投資を回収した例としては、GrabCAD(ストラタシスに売却)やバイタルフィールズ(モンサントに売却)がある。

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