スマホ充電器レンタルの露スタートアップ企業、560万ユーロを調達

スマートフォン充電器レンタルで急成長するロシアのベリ・ザリイェド(Beri Zaryad)がこのほど、複数の個人投資家から総額4億3,100万ルーブル(約560万ドル)の投資を取り付けた。米有力経済誌フォーブスによると、確保した資金のうち1億200万ルーブルを資本に組み入れ、レンタルステーション網拡張に2億4,700万ルーブルを投じる。

今回の資金調達はロシアの3人の個人投資家のほか、ベリ・ザリイェドの創設者兼社長であるキリル・クラコフ氏も引き受け、持ち株比率を50.93%とし、筆頭株主の立場を維持した。同氏によると、年内に2度目の資金調達を行い、最大8億ルーブルを調達する可能性もある。

ベリ・ザリイェドは2018年にスマホ充電器のレンタルサービスを開始。翌年40億ルーブルの投資を受け、レンタルステーション展開に乗り出した。現在、国内29都市のショッピングセンターやカフェなど約3,000カ所でサービスを提供する。

昨年の売上高は前年比18.5%増の1億1,200万ルーブルに伸びた。今年はサービス拠点を約6,000カ所増設という目標を掲げ、事業成長を加速させる。1‐4月の累計売上高は前年通期を上回る1億6,000万ルーブル(210万ドル)の見通しだ。(1RUB=1.42JPY)

上部へスクロール