独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にかけて納入する。

受注したのは最高時速230キロで走行できる「ビアッジョ・コンフォート」。シーメンスによると、バリアフリー設計と走行時の静かさが特徴で、チェコの近隣諸国でも認可を得ていることから国際運行にも問題がない。シーメンス・シュコダ連合は3年前にもCDから同型車50両(5両編成10編成)を受注している。

CDは旅客輸送の高速化に向けて、在来線の制限速度を現行の時速160キロから200キロへ引き上げるほか、新たに高速幹線を建設する計画だ。

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