ハンガリーが中国復旦大学と戦略提携、ブダペスト校設立に向け

ハンガリー政府が中国の復旦大学と戦略提携を交わした。技術・イノベーション省が4月27日明らかにしたもので、同大学のブダペスト校設立準備に向けた布石となる。ブダペスト校では両国および外国の学生を受け入れ、国内や欧州の大学との研究、教育分野での合同プロジェクトを奨励する。2024年に開校する予定だ。

今回の提携に先立ち技術・イノベーション省は今年2月、中国の高等教育担当省と復旦大学ハンガリー校設立について基本合意し、「世界レベルの研究中心の大学」をブダペストに設立するため協力することを確認した。戦略提携書には大学の目標、教育指令、開設要件のアウトラインが盛り込まれている。

復旦大学ブダペスト校建設プロジェクトの投資額は5,000億フォリント(14億ユーロ)で、中国建設最大手の中国建設工程(CSCEC)が工事を請け負う。52万平方メートルの敷地に経済学、社会科学、自然科学、工学、医学の5学部を設置する。教員数は500人、学生数は6,000~8,000人を予定する。(1HUF=0.37JPY)

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