カザフ、仮想通貨とブロックチェーン技術の活用を検討

カザフスタン政府は11日、暗号技術とブロックチェーンの関連産業振興に向けたロードマップ作成を目的とする会合を開催した。首相府の発表によると、先行して行われている試験事業のアプローチを変更するため複数の提案が提出され、その中にはアスタナ国際金融センター(AIFC)を利用した仮想通貨の取引に関連するものが含まれている。政府は今後、仮想通貨に関連するリスクについて検討を重ねてロードマップを作成していく予定だ。

会合では国内の銀行や個人が取引を行う際のメカニズム形成に向けた試験事業に関する規制の策定と承認、および試験事業終了後の仮想通貨の流通に関する規制などについて議論が行われた。会合にはAIFCやカザフスタン国立銀行、金融市場規制・開発庁、国家ブロックチェーン・データセンター産業連合などが参加した模様だ。

スマイロフ第1副首相はAIFCでの仮想通貨取引に関し、運営上のリスクや法的リスク、不正に伴うリスクを考慮し検討をさらに進めるよう指示した。

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