通信大手の仏オレンジが13日、スロバキア初の第5世代(5G)高速通信網の運営を開始した。利用できるのは、首都ブラチスラバのペトルジャルカ区と、バンスカー・ビストリツァの一部区域で、段階的にエリアを拡大していく計画だ。5G実現に向けた移動通信網の近代化費用は、過去3年で1億4,400万ユーロに上った。
オレンジによると、5Gのダウンロード速度は1,300メガビット秒(Mbps)、アップロード速度は130Mbps。3.5ギガヘルツの帯域を5G通信専用としたほか、基地局を大容量化する最新の「Massive MIMO(マッシブマイモ)」技術を採用することで高速通信を実現した。