トルコ統計局(TUIK)が21日発表した5月の消費者信頼感指数は前月を2.9ポイント下回る77.3となり、2019年5月(76.9)以来の低水準を記録した。同指数の低下は2カ月連続。
構成指数が軒並み低下した。家計収入の状況を1年前と比べた現況指数は前月比2.5ポイント減の61.5に、今後12カ月の家計収入の見通しを示す家計予測指数は同4.4ポイント減の76.6に、今後12カ月の経済の先行きを占う景気予測指数は4.1ポイント減の78.8に、今後12カ月の耐久消費財購入の判断指数は0.6ポイント減の92.2に、それぞれ悪化した。
信頼感指数は100を分岐点とし、100を上回れば楽観的、下回れば悲観的な見方が優勢なことを示す。同国では2006年4月(100.7)を最後に下回る状況が続いている。