ブルガリアのシン・カーズ、新興企業向け市場に上場

●6月1日のIPOに続き

●西欧向けに小型EVの量産を計画

ブルガリアのレーシングカーメーカー、シン・カーズ(Sin Cars)が1日、ブルガリア証券取引所(BSE)の新興企業市場BEAMに上場した。同社は6月1日にBEAM市場で新規株式公開(IPO)を実施し、普通株200万株を1株当たり1レフで公開した。BSEによると応募倍率は3倍に上った。

シン・カーズは調達した資金を西欧市場向け電気自動車(EV)の量産体制整備に充てる。北部ルセの6,000平方メートルの用地に1,000万レフ(510万ユーロ)を投じて新工場を設置し、小型EVを年2万台生産する計画だ。

BEAM市場は手続きを簡素化し中小企業の上場を促すことを目的としている。シン・カーズのIPOは今年初めに実施された生体認証システムの開発企業ビオディット(Biodit)のIPOに続くものとなる。同社はIPOで100万レフを調達した。(1BGN=67.60JPY)

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