●支援額2億ユーロ、24年末の商業化を予定
●開発プロジェクトには起亜自やマイクロソフトが参加
電動スーパーカーの製造を手がけるクロアチアのリマック・オートモビリは8日、自動運転タクシー開発で欧州連合(EU)から2億ユーロの支援を受けると発表した。EUのコロナ復興基金がクロアチアに配分する63億ユーロの一部が充てられる形だ。24年末の商業化を予定している。
リマックの姉妹会社で自動運転タクシー開発プロジェクトを運営する「プロジェクト3モビリティ」には、韓国の起亜自動車が出資している。リマックによると、実用化までの初期投資額は4億5,000万ユーロ。資金は起亜自など国外投資家から調達するほか、EUからの助成金も活用する。
リマックは自動運転タクシー開発にあたり、起亜自のほか、米マイクロソフトなど多数の企業と開発提携を結んだ。また欧州・中東の約20都市と実用化に向けて交渉中で、そのうちのいくつかとは提携合意を結んでいる。