韓国水力原子力、ポーランド原発計画への参加に意欲

●最新式の「改良型加圧水型炉」を売り込み

●同国初の原発は2033年に稼働の予定

韓国国営の韓国水力原子力発電(KHNP)が、ポーランドの原子力発電計画への参加に強い意欲を示している。現地情報サイト「エネルゲティカ24」によると、最新式の「改良型加圧水型炉(APRプラス)」を携えて入札に挑むもようだ。

韓国とポーランドの政府代表は今年4月、原子力協力に関して意見を交換した。その際にも韓国側が正式に入札参加の意向を表明している。

ポーランド初となる今回の原発整備ではほかに、米ウエスチングハウスや仏電力公社(EDF)が参加を狙っている。

ポーランド政府が今年1月に採択した長期エネルギー政策によると、原発第1号機は2033年に稼働し、その後2~3年ごとに新たな原子炉を稼働させ最終的に6基の運営を予定する。合計出力は最大9ギガワット(GW)にのぼり、45年までにポーランドの電源の20%前後を占める見通しだ。

アンジェイ・ドゥダ大統領は今月4日、ポーランドの原発新設計画が重要な準備段階に入っていると話している。

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