セルビア、シノファーム製ワクチンを国内生産

●工場はUAEの支援で年末までに完工の予定

●ロシア製ワクチン「スプートニクV」も6月から生産中

セルビア政府は12日、中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナワクチンの工場を国内に開設すると発表した。ブルナビッチ首相によると、工場は年内に完工の予定。建設と並行してワクチンの充填・包装も行い、年末までに1,000万回分を確保する計画だ。

工場はアラブ首長国連邦(UAE)の支援で、ベオグラード郊外のゼムンに建設される。セルビアのブチッチ大統領は今年3月にUAEを訪問した際、シノファーム製ワクチンを国内生産する意向を表明していた。

セルビアは6月から、ベオグラードにある国立トルラク・ウイルス学・ワクチン血清研究所でロシア製ワクチン「スプートニクV」の生産を開始している。

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