エストニアのEC決済プラットフォーム、250万ユーロを調達

●ECサービス利用者に統合的な決済ソリューションを提供

●エストニアの消費者の4人に1人が同社プラットフォームを利用

エストニアで電子商取引(EC)決済プラットフォームを運営するモントニオ(Montonio)はこのほど、250万ユーロのシード期資金を調達した。Teraベンチャーズ、ffVCなどのベンチャーキャピタルに加え、国内オンデマンド宅配サービス大手ボルトのヴィリグ社長など個人投資家も参加した。

モントニオはECプラットフォーム利用者の支払いや借り入れなど統合的な決済ソリューションの提供を目指す。後払い決済サービス(BNPL)業者の融資条件を比較できるため、消費者はオンラインショッピングの借り入れコストを最大50%抑えることができる。販売業者はオープンバンキング(外部企業が金融機関の持つデータを基に新たなサービス提供する業態)ベースの決済ソリューションを提供し、手数料が高いクレジットカード払いに比べコストを大きく削減できるようにしている。

モントニオは2018年にEC決済サービスを開始し、現在、バルト3国の1,300超のEC事業者と提携し事業展開している。同社によると、今年1-6月にエストニアの消費者の4人に1人が同社の決済プラットフォームを利用した。

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