●コシツェ工科大などが開発、ドバイ・エキスポに出展
●水素燃料の貯蔵には水素吸蔵合金を使用
スロバキアのバスメーカー、ロシェロP(Rosero P)が3日、同国初の燃料電池バスのプロトタイプを公開した。コシツェ工科大学機械エンジニアリング学部と共同で開発したもので、ドバイ・エキスポに出展する。プロトタイプ製作で集めた知識をもとに、量産実現を目指す。
主要燃料の水素の貯蔵には、水素吸蔵合金を用いる。圧力1~3メガパスカル(MPa)でボンベに注入すると、水素金属の内部に入り込むためボンベ内の圧力は上昇しない。稼働時の圧力は3MPa以下にとどまるという。
ロシェロはコシツェ県の中央に位置するスピシュスカー・ノバー・ベスに本拠を構える。