トルコ自動車部品大手テクラス、セルビアに第2工場を計画

●セルビア拠点は長期的に2,500人に増員

●同社は流体循環システムや防振部品を生産

トルコの自動車部品大手テクラス(Teklas)がセルビアを生産拠点として増強する。同社のカバ取締役がこのほど、現地情報サイト『SeeNews』の取材で明らかにした。現工場がある同国南部ヴラディチン・ハン近隣のヴラニェに第2工場を建設し、約250人を雇用する計画だ。セルビア拠点の従業員数は数年以内に1,500人、長期的に2,500人に増員する方針。

ヴラディチン・ハン工場は2015年に稼働を開始し、冷却・暖房装置、エンジン、ブレーキなどに使う液体循環システムを生産している。従業員は現在1,000人超。ヴラニェの新工場でも同様の製品を生産する計画だ。

テクラスは1971年の創業で、流体循環システムや防振部品をフォルクスワーゲン(VW)、アウディ、ポルシェ、PSA(旧PSAプジョーシトロエン)など国際自動車大手に供給している。国外生産拠点はセルビアのほかブルガリア、中国、米国、メキシコにある。

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