●「エンヤックiV」と「カロック」各2台を移動手段として提供
●ローマ教皇のスロバキア訪問は18年ぶり
独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は13日、ローマ教皇フランシスコのスロバキア訪問にあたり、自社の最新電気自動車(EV)モデル「エンヤックiV」と小型SUV「カロック」各2台を移動手段として提供したと発表した。バチカン当局の希望に従い特別仕様車を用意した。
シュコダ自によると、教皇が乗車するエンヤックiVは外観も内装も黒一色で統一した。◇教皇の姿が見やすいよう後部座席の窓ガラスを透明に◇バチカンの旗が立てられるよう、フロントフェンダーにポールを取り付け◇乗降りしやすいよう手すりを追加◇サイドミラーの背に教皇訪問の公式ロゴ――などが通常仕様と異なる。
シュコダ自はまた、誰もが教皇にメッセージを送れる特設サイトを設けた。全てのメッセージはサイト上のエンヤックまたは教皇の利用する本物のエンヤックの車体に投影されるという。
フランシスコ教皇はズザナ・チャプトヴァ大統領の招きに応じ、12日から4日間の日程でスロバキアに滞在している。ローマ教皇の同国訪問は18年ぶり。首都ブラチスラバと東部コシツェのほか、スロバキアの主な巡礼地の一つである西部のシャシュティーンを訪れる。