EUの対西バルカン投資で低炭素化・デジタル化を促進=EIB

●EUは同地域の経済支援に最大90億ユーロを投資する予定

●商業銀行を窓口として低利融資を実施

欧州投資銀行(EIB)のスロベニア・クロアチア・西バルカン融資事業を管轄するマッテオ・リヴェリーニ部長はこのほど、西バルカン地域の経済支援に最大90億ユーロを投資する欧州連合(EU)の政策について、低炭素化やデジタル化を進める技術導入を促進して経済を強化し、未来の成長に必要な基盤を創ることが狙いと話した。そのうえで西バルカン共通市場を実現し、EU規準の導入を促進して各国の加盟準備を加速させる方針だ。

対西バルカン投資の柱の一つは、中小企業の環境・省エネ投資活性化策。商業銀行を窓口として低利融資を実施することで、◇新型コロナ流行・気候変動の影響緩和◇企業競争力の強化◇雇用の創出・維持◇業務効率化◇イノベーション・研究支援――を促進する。

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