中国のバッテリー部品メーカー、ハンガリー工場が着工

●投資額は約1.8億ユーロ、稼働開始は2023年の予定

●リチウムイオン電池用のセパレータフィルムを生産

中国のバッテリー部品メーカー、上海エナジー(上海恩捷新材料科技:Semcorp)はこのほど、ハンガリー東部デブレツェン近郊で工場建設を開始した。同国外務省によると、投資額は650億フォリント(1億8,600万ユーロ)。政府が130億フォリントを助成する。同社が国外に工場を設けるのは初めて。完成後はリチウムイオン電池用のセパレータフィルムを生産する。

新工場は敷地面積19ヘクタール、施設面積9万7,000平方メートル。2023年の稼働開始を予定している。

同社はLG化学、パナソニック、サムスンSDI、比亜迪股有限公司(BYD)、SKイノベーションなどと取引がある。今回の立地選定では、ハンガリーに顧客を含むバッテリー、自動車メーカーが多く進出していることが重要な判断材料となった。(1HUF= 0.36JPY)

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