バルト3国国民、北欧との連携を重視―民間調査結果

●重視する割合はエストニアが90%、リトアニアで68%

●貿易、観光やイノベーション、新技術などが重要な協力分野

バルト3国の国民が北欧諸国との密接な連携を重要視していることが、エストニアの調査会社トゥル・ウーリングテ(Turu-uuringute)がこのほど実施した調査で分かった。協力関係が重要と見る(5段階評価の4と5が該当)回答者は、エストニアが90%で最も高く、ラトビアが80%、リトアニアが68%だった。バルト3国は北欧5カ国3地域で構成する北欧理事会(Nordic Council)への加盟を希望しており、11月に開かれる同会合で詳細な調査結果が発表される予定だ。

重要な協力分野は貿易、観光、教育、研究で、イノベーション、新技術、社会福祉政策も上位に入った。回答者の多くが、「小国は文化背景が類似し価値を共有できる近隣諸国と協力するべき」と考えている。エストニア人が北欧諸国の中で最も親近感を持つのはフィンランド(回答者の57%)、次がスウェーデン、ノルウェーだった。

今回の調査では、北欧諸国の国民にもバルト諸国との協力関係をどう見るかというアンケートを行った。重要(4と5)と回答したのは、フィンランド65%、スウェーデン47%、アイスランド48%、ノルウェー40%、デンマーク39%だった。

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