ポーランド鉱工業生産の上げ幅4カ月ぶりに拡大、8月は13.2%増に

●前月から3.4ポイント増加、製造業がけん引

●ただし、主力の自動車産業は前月を上回る減少幅に

ポーランド中央統計局が22日発表した8月の鉱工業生産指数は前年同月比で13.2%増加し、上げ幅は前月の9.8%を3.4ポイント上回った。上昇率の拡大は4カ月ぶり。製造業の上げ幅が前月の9.7%から13.3%に広がったことが大きい。生産高は鉱工業34業種のうち29業種で増加した。

上げ幅は「化学品・化学加工製品」で前月の10.6%から25.3%へと大きく拡大。「金属製品」(6.9ポイント増の28.4%)と「機械・設備」(6.3ポイント増の24.9%)も全体を強く押し上げた。「ベースメタル」(24.6%)、「紙・紙製品」(23.6%)、「非金属鉱物製品」(18.5%)も上げ幅が大きかった。

主要産業の「自動車・トレーラー」は12.9%減少し、下げ幅は前月の4.7%を8.2ポイント上回った。

財別では中間財が19.3%、エネルギーが11.8%、耐久消費財が10.6%、資本財が6.9%、非耐久消費財が6.3%それぞれ増加した。

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