コンピュータービジョン技術開発 トルコ

人工知能(AI)を用いた労災防止ソリューションを開発している。コンピュータービジョン技術を使って職場における違反行為を監視・検出し、事故を未然に防ぐことで、企業や組織の労働安全衛生(HSE)業務をサポートする。9月に実施したシリーズAラウンドでは2,500万ドルを調達した。資金は米国など新市場開拓に振り向けるとともに、大手メーカーを含む既存顧客へのサポートを強化する。

工場や倉庫などの監視カメラを同社のシステムと統合し、画像をコンピュータービジョンにより24時間体制で解析することで、ヘルメットの未着用や、感染病の蔓延につながる対人距離の非確保など、現場で起きうる違反行為をリアルタイムで検出する。違反の案件は該当する従業員の身元を明かさず担当部局に報告する仕組み。検知項目は運用者が法令や独自のルールを踏まえて設定できるため、正確で効率的な違反やニアミスの検出が可能となっている。

Intenseyeの設立は2018年で、スタッフ数は33人。これまでに世界40以上の都市で180万件以上の違反行為を検出している。同社によると、米国における労災コストは約2,500億ドルに上り、国内総生産(GDP)の1.8%に相当することから、同国での需要取り込みに大きな期待をかける。

Intenseye

※トルコ本社:Nisbetiye, Nispetiye Cd No:24, 34340 Besiktas/Istanbul, Turkey

※米国拠点:York 415 Madison Ave, 10017 New York, US

Tel: +1 917-915-6215(米国) https://www.intenseye.com/

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