スイスのバリーカレボー、セルビアにチョコレート工場開設

●投資額は5,500万ユーロ、年産能力は当初5万トン

●持続可能性に配慮したカカオ製品を近隣諸国に供給

スイスのチョコレート大手バリーカレボーはこのほど、セルビア北部のノビサドに新工場を開設した。投資額は5,500万ユーロ。年産能力は当初5万トンで、近隣の南東欧諸国に製品を出荷する。

同社は今年7月にセルビアの製菓会社アトランティック・スタルクとの間で製品の供給契約を結んでおり、新工場で生産されたチョコレート製品を供給していく予定。供給されるカカオ製品は同社が推進する持続可能性に関する基準である「ココアホライズンズ」の認証を受けている。

バリーカレボーはカカオ豆の加工からチョコレート製品の生産までを一貫して手掛けている。カレボー、カカオ・バリー、カルマなどの自社ブランド製品のほか、ネスレなどの大手企業や製菓会社、ホテル、レストランなどを顧客に持つ。2019年度の売上高は69億スイスフラン。世界60カ所に工場を持ち1万2,000人を雇用している。

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