ヤンデックス、カーシェアリング客にテレマティクス保険を適用

●安全運転であるほど保険料が割安に

●同社は6月から運転者の態度を評価する仕組みを導入

ロシアのIT大手ヤンデックスはこのほど、国内保険会社ルネサンス・インシュアランスと提携し、自社のカーシェアリング・サービス利用者にテレマティクス保険を適用する計画を明らかにした。機械学習(ML)技術を用いてドライバーの運転行動を記録・分析し、安全運転であるほど保険料が安くなる仕組みで、料金を最大35%割り引く。

ヤンデックスは今年6月、ユーザーのサービス利用態度を個別に評価する目的で「ドライビング・プロフィール」を導入。急加速や急ブレーキ、スピード違反といった運転行動のほか、契約にかかわる違反行為を記録・分析してきた。「優良顧客」にはサービス料金を安くするほか、ロイヤリティプログラム「ヤンデックス・プラス」で15%の還元率を適用している。

米テスラはすでにリアルタイムの運転行動に応じた保険商品を提供している。

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