2021/11/10

自動車

リマックとポルシェ、合弁会社が始動

この記事の要約

●スーパーカーを超える高性能の電動ハイパーカーを生み出す●CEOはマテ・リマック氏が兼任電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは2日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェと設立した合弁 […]

●スーパーカーを超える高性能の電動ハイパーカーを生み出す

●CEOはマテ・リマック氏が兼任

電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは2日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェと設立した合弁会社ブガッティ・リマックが1日付で事業を開始したと発表した。電動車(EV)分野のリマックのノウハウ、開発力とブガッティのブランド力、顧客基盤、販売網などを束ねることで、スーパーカーを超える高性能の電動ハイパーカーを生み出すことを目指す。合弁後も両ブランドを存続させ、ザグレブと仏モルスアイムの工場も維持する。

ブガッティ・リマックの出資比率はリマックが55%、ポルシェが45%。当面はザグレブ近郊スヴェタ・ネデリャのリマック本社に本拠を置く。中期的には2023年に完成するザグレブの「リマック・キャンパス」に移転する。最高経営責任者(CEO)は、リマックのマテ・リマックCEOが兼任する。

リマックはまた、電池システム、動力伝達系(ドライブトレイン)など電動車部品部門を新設の100%子会社「リマック・テクノロジー」に移管する。同社の従業員は900人を超える。

リマック・グループの株主構成はマテ・リマック社長が35%、ポルシェが22%、現代自動車が11%、その他が32%。雇用総数は1,300人強に上る。